その泣き顔に500万!
- 2006/12/21
- 16:45
SMビデオの名門・シネマジックがまたやってくれました。11月、12月は「女主人のフェティッシュな責め」「おんな犬の啼く夜」とふんどしAVの連続発売だったのです。しかもどちらも楽しめる内容で、なんともうれしい展開です。
「女主人のフェティッシュな責め」は1作目と2作目をカップリング。ハードではないものの、荊子(いばらこ)様の相手の反応を確かめるような女性らしいねちっこい責めがいやらしいです。
2作目では池野朋(いけの・とも)がオフィスで豆絞りふんどしを締められて、緊縛&スパンキングを受けます。
荊子女王様の真っ赤なツメ、その手に叩かれて朱に染まったお尻、食い込んだ豆絞り、脇からのぞくはみ毛、実に美しいコントラストです。そこにカメラがねちっこく肉迫し、ふんどしのエロいお尻が様々な角度からたっぷりと堪能できます。これぞふんどしの魅力!
後半のローター責めではコントローラーを横褌に挟み込んでいるのがいいですね。パンツと違ってきっちり締め上げたふんどしの横褌は固くて存在感があり、コントローラーのようなものでもビシッとホールドできるので、こういう責めにも向いているのです。
池野嬢が締めているのは一見六尺風ですが、もっこ褌です。前袋と横褌の色が違うので、2本の布をよくねじり上げて組み合わせているのがわかります。六尺に近い拘束感と食い込み感が素敵。
越中の後ろねじりや細身越中の前後逆締めよりも六尺っぽさがよく出ているので、撮影用の簡易型ふんどしには今後こういうタイプが増えてほしいですね。
「おんな犬の啼く夜」は、井上真央主演の新作「新・おんな犬の啼く夜」とのカップリングで、赤越中の新旧対決という素晴らしい構成! 筆者は初見でしたが、とにかく「おんな犬…」が名作なのです。
内容は石原めぐみが500万円の報酬をもらうため、鬼六先生風お金持ちのおじさまと5日間の奴隷契約を結ぶというお話。濡木痴夢男のシナリオにはからみのシーンは一切なく、純粋に被虐美を味わっていただこうというスタイルです。
見てください、このぶったら泣きそうな困り顔。おどおどしたところが最高に嗜虐心をそそります。マニアの方は、この顔だけでどんぶり3杯はイケるのではないでしょうか? ぽっちゃり体型のかわいらしいボディは、恥ずかしい赤ふんがよく似合います。ゆるふんもいいですね。
ムチで真っ赤になるほどお尻を叩かれて、思わず「もうやめてください…!」と悲鳴を上げる石原嬢の可憐さは、お金持ちのおじさまでなくともご褒美に500万円あげたくなりますね。
一方、井上嬢の新作は今ひとつ。ストーリーはほぼ同じですが、残念ながら1作目を超えていません。このお話は責めのハードさではなく、女優の魅力に負うところが大きいのです。その点、井上嬢は表情に乏しく、魅力を出し切れてないように思いました。赤ふんも最後のほうでちょっと出てくるだけ。調教師役の女王様も活舌が悪いのでセリフが聞き取りにくく、その点でもマイナスでした。
旧作ですが、麻生早苗の「緊縛スペシャル」にもふんどしを発見しました。収録作「奴隷女教師 女囚淫夢」にふんどし責めのシーンがあるのです。
女教師が女囚になって拷問される姿を夢想するというストーリーで、赤ふん姿の彼女がようやく足がつくギリギリのところに吊るされ、珍しいおから責めを受けています。
この赤六尺もきっちりと締め上げられ、土手の丸みが美しいラインをかもし出していますね。さりげなく脇からのぞく薄黒いものもたまりません。へそのすぐ下といったかなり高い位置で横褌を回しているため、ふんどしのハイレグ感が強調された締め方です。
こうした締め方はAVでは一般的ですが、本当は違うようです。武道などで六尺褌を締める目的は下腹部を締めつけ、力が入りやすくすることなので、本来腰骨の下で締めるものなのだとか。
そのためAVでのふんどしは日常的な着用愛好家からすると「野暮」との見方もあるようです。見栄え優先の「深締め」か、本格的な「浅締め」か、一体どちらがいいのか?という問題はふんどしファンの間でまだまだ議論の余地がありそうです。