女相撲の深遠なる世界。
- 2006/11/24
- 12:31
今回は女相撲物を4作品まとめて取り上げてみます。まずは、おなじみSOD傘下のレーベル・ヒビノから出た「ドキドキ全裸大運動会II」。体育館で繰り広げられるエロ運動会の競技には当然女相撲もあるわけです。
ふんどしはSOD系特有のいかにも適当な締め方のハンドメイド白ふんで、どうも美しくありません。相撲自体も本式ではなく取っ組み合いに近いですが、そこそこ真面目にやってます。この手のビデオで相撲経験のある女の子はまずいませんから、本気感を出すにはルールにこだわってはいられないのでしょう。
2003年に桃太郎映像出版から出た雨宮あいり「ぶっかけバトル」も、相撲というよりはマットレスの上での単なる取っ組み合い。ただ、こちらはルーズなものの一応ちゃんとした六尺を締めてくれるのがうれしいです。ふんどしシーンもけっこう長いです。
負けた時の罰ゲームは、画鋲を吹き矢でお尻に刺したり電気ショックやローソクたらしなどあって、なかなかマニアックで面白いですよ。
そして2004年9月にSODが出した大作「20人!女相撲選手権!」。思えばこの年は3月に石井隆監督の「花と蛇」公開、4月にMOODYZの2枚組女相撲大作「どすこい!」が出るなど、ふんどしブームが再燃した年でした。
ただ、この作品はまわしの締め方が適当で非常に気になりました。初見の時は「学生相撲の元・横綱まで呼んで鉄砲やすり足の練習をさせるのに、何故女の子にちゃんとしたまわしの締め方を教えないのか?」と憤りましたが、どうもまわしの外れやすさを狙った意図のようです。何故ならこの作品ではディープス式女相撲ルールというオリジナルルールを採用しており、基本的にまわし外しで勝敗を決めているからです。さらに2回戦ではオイルレスリングの要素を加え、真面目に相撲をとるのは決勝戦のみ!という構成です。
これには賛否両論あるかもしれませんが、制作者も頭をしぼっていろいろ考えたのでしょうね。実はまわしというのは本格的に締め込むと案外エロくないという落とし穴があるのです。マニア以外は喜ばない本格まわしと慣れない相撲のゆるいバトルより、まわし外しのエロさと女の子の本気感を出すことを選んだのでしょう。そこらへんを割り切って見ればそこそこ楽しめる良作ではないでしょうか?
姉妹編「豪華20人舞台裏バージョン完全公開!!エロ女相撲選手権」では出番待ちの女の子達の素顔を見せつつ、いろいろやらせています。まわしの登場シーンは全体の半分弱といったところでしょうか。食い込みやローター挿入や放尿など、それなりにエロい見せ場を作っています。
前述の「どすこい!」や「全裸和太鼓」「SOD的夏祭り!」もそうでしたが、この手の大作は女の子を大量に使うので、2本同時撮影にして1本あたりの制作費を少しでも安く上げようということらしいです。