けっこうなふんどし。
- 2006/05/30
- 13:37
今回は永井豪関連のふんどしです。永井豪先生といえば、本館のコラムでも既に触れましたが、「ふんどしコミックの祖」として筆者も多大なリスペクトを捧げる巨匠。映像化されたふんどし登場作品も多く、他にも「おいら女蛮」「ハレンチ紅門マン遊記」(ともに未DVD化。DVD化熱望!)があります。
上は青木クリス主演の「けっこう仮面」全3作にメイキング映像を収録した2枚組コンプリートコレクション。第3作「けっこう仮面3」(1993)には吉岡真由美のネクタイふんどしがあるのです。92年の「マガジンウォー!」創刊号で見せてくれた縄ふんどしに続く、彼女の2回目のふんどし体験となりました。
友人を救うため、吉岡嬢がけっこう仮面に変装するのですが、結局羞恥心を捨てきれず、3ポイントをこんなアイテムで隠して登場する…というシーンです。捕らわれの彼女が怪人にネクタイをつんつん引っぱられるというシーンもあり、微妙にエロいです。こんなものを見れば誰でも引っぱったり解いたりしたくなると思います。
ネクタイふんどしは前回取り上げた帯ふんどしと同じく、日用品を使ったSMプレイに通じる遊び心が感じられて素敵です。締め方はだいたいこんなかんじでしょうか。
それだけではありません。なんと最近、2代目けっこう=斎藤志乃(さいとう・しの)の赤ふん写真集まで発見してしまいました! 発売は2001年ですから、昨今のふんどしブーム以前ということになります。裏表紙でここまで堂々と赤ふん姿をさらしていたのに、何故今まで気がつかなかったのでしょう??? 自身の不明を恥じ入るばかりです。3代目けっこう=未向(みさき)も後に「団鬼六 女教師」で赤ふんを締めましたし、やはり永井作品とふんどしは深い縁がありますね!
内容は「紅色遊戯」というタイトル通り、赤を基調にした画面設計で鮮烈なエロスを演出しています。豊かなヒップに光沢生地の布を締め上げた赤六尺姿を6カット収録。やはり赤ふんはどこか興奮しますねぇ。これは掘り出し物でした!
斎藤志乃や未向も悪くはありませんが、歴代けっこう仮面の中では初代の青木クリス嬢が最高でした。彼女はなんといってもボディラインが美しく、まさにけっこうを演じるために生まれてきたような女性なのです。それにマスクが良く似合います。マスクの下からのぞく涼しげな目元と太目のまゆ毛が忘れられません。マスクを脱ぐシーンでさえチャーミングなのです。大粒の乳首もセクシーです。
そしてなんといっても前貼りをバンバン見せながら激しいアクションシーンを演じていたのが素敵! 特にメイキング映像では女性メイクさんが股間をチェックするシーンや合成前のカットで見えているシーンなど、彼女の前貼りをたっぷりと堪能できます。
早川光監督による1作目は、前貼りフェチの方がいたら迷わずオススメする最高の前貼りDVDです。あの太ももに挟まれて彼女のもっこりとした前貼りを間近に見られた故・ポール牧や団時朗がうらやましい!
残念ながら、前貼りは2作目以降急速に減っていきます。アクションシーンはできるだけロングで撮る、登場シーンにスモークを焚いて画質を荒らす、マフラーの先端をお尻と前貼りにくっつけて見えにくくする、あまつさえ「おっぴろげジャンプ」でご開帳する前から合成で光らせるなど、姑息な股間隠しに終始した製作者は言語道断です。「花と蛇」のメイキングDVDでふんどしにまでモザイクを入れた東映には怒りを感じましたが、今回も私は声を大にして言いたい。
前貼りまで隠してどうするんじゃ!!
宇宙人であるウルトラマンがつけている筈もない手袋やブーツはみんな見えないフリをしているのですから、けっこうのお姉さまの前貼りも誰も見えてないことにして堂々とアクションしてほしいものです。それが真のフィクションというものです。