MOODYZのまわし。
- 2006/03/18
- 17:23
ふんどしAVを扱う関係上、この別館ではSODの作品ばかり取り上げますが、SODのライバル的存在であるMOODYZも忘れることの出来ないメーカーです。
全裸シリーズに代表される企画物中心でサブカル的猥雑さが売りのSOD。それに対して企画は普通ですが、美人度の高い女優をそろえて過激なプレイをさせるのがMOODYZ、といったかんじでしょうか。
そのMOODYZが2004年春に世に送り出したDVD2枚組の大作がこの「どすこい」(監督:松原八雲)です。女子高の相撲部を舞台にしたストーリーも無難でキワモノ感もなく、なかなかの力作です。撮影のためにわざわざ特別製のまわしを作ったことからも志の高さがうかがえます。
それと先頃、惜しくも引退してしまった三上翔子が出演しているのも興味深いです。彼女は後に「餓鬼姉妹」、「三姉妹監禁くノ一淫魔伝説」でもふんどしくノ一を演じ、再び「ふんどしリピーターの法則」を裏付けてくれました。
…が、しかし。ここで問題なのが特別製のまわしです。外見は一見まわし風にできていますが、実は分厚いよこみつに極細のたてみつを取り付けた単なるT字帯なのです! こうしたものを使った理由は推察するに以下の2つでしょう。
1.)着脱が簡単
2.)股間に食い込む
同時に撮影されたメイキングを見ても撮影スケジュールはハードだったようですし、複雑な締め方で時間のかかる本物よりも着脱が簡単な特製まわしを用意するというのは上手い方法です。時代劇の撮影にも「さがり」と呼ばれる越中風パンツが使われるので、これも同じ手法だと言えるでしょう。
そしてたてみつが極細なので股間にすばらしく食い込み、本編では下からのアングルを多用してエロさを出しています。
しかし、しかしです。まわしや六尺の締め方の複雑なプロセスに魅力を感じる筆者としては、「本物ではない」というだけで大幅に興をそぐものでした。これならいっそ普通の六尺でやってくれたほうがずっと良かった。着脱も簡単なだけに激しい取組みには向かず、試合中にカメラが下から潜り込むので逆に本気感が出ず、取組みの迫力も今一つです。
当時期待して購入した筆者はなんとも言えず、「う~む…」という感想でした。なまじ大作であったことが、ふんどしファン的にはかえって裏目に出てしまったという悲しい作品です。
その特製まわしは、後に作られた「巨乳スポーツ合宿」でも大活躍しています。こちらはシンプルな企画物であるためか、取組み中にカメラが下に潜り込むということもなく、「どすこい」より女相撲の迫力を出していると思います。そこらへん相撲マニアの方はどうお考えでしょうか?
取組み中にたてみつが切れてアソコがまる出しになるという美味しいハプニングもありますが、これは特製まわしが強度的に問題があって本気の相撲ができないということの証明でもあると思います。
まぁそんなこんなで「MOODYZはふんどしに冷たいメーカーだな…」とあきらめていたのですが、なんと先日、素敵な作品を発見してしまいました!(この項続く)