倒錯美の魅力!
- 2007/06/12
- 09:25
今月下旬にやってくる怒涛のふんどしラッシュに備える筆者でありますが、それまでの時間を利用して、またもや過去に発売された作品の中からそれっぽいのを探してきました。
「おいら女蛮」 亜紗美×桃瀬えみる 監督:井口昇 06年3月8日発売
これ凄いですよ! この作品には関してはあまり情報がなく、手を出しあぐねておりましたが、入手してみてビックリ。もう全編ふんどしだらけ(男含)ですがな。しかも簡単な越中タイプの前後逆締めではなく、ちゃんとした六尺褌です。さすが!
考えてみればフンドシスキーな豪ちゃん先生のコミックを超フンドシスキーな井口監督が映画化するのですから、あまりに当然すぎる結果なのでした。
羞恥心を鍛える「恥じらい部」という謎のクラブの特訓ではアメフト+ふんどしという珍妙なコスプレが登場。ふんどしを解くシーンもあり。バックで踊るふんどしダンサーズも登場。ふんどし一丁の「芳一党」という謎の女番グループまで登場。しかもEDタイトルでは亜紗美と桃瀬えみるのW赤ふん姿がおがめます! 登場シーンの多さならあの名作?「東京ふんどし芸者」(1975)にも引けをとりません。桃瀬えみるは同時期発売の「かすみ2」でも締めていましたから、どっちが先かはわかりませんがこれも立派なリピーターですね。
そしてふんどしシーンだけでなく、作品の出来も良いのです。70年代東映お色気アクションを意識した下世話なOPからして笑わしてくれます。おならシーンや全裸格闘までこなした主演の亜紗美のがんばりが大きいです。桃瀬えみるも井口作品の雰囲気にぴったりマッチしております。具体的な決着がつかず、未完ぎみの原作を得意のレズ的倒錯美を導入してまとめ上げた井口監督の手腕は素晴らしい。
後半が唐突なスプラッタシーンの連続なので好き嫌いがはっきり分かれそうですが、そもそも豪ちゃん先生の作品世界はギャグとシリアスが紙一重なので、これも十分「アリ」な映像化でしょう。駄作が軒を連ねる実写版「けっこう仮面」シリーズなどと違って井口監督の原作への理解度がメチャクチャに高く、豪ちゃんテイストと井口テイストが上手くミックス&アレンジされた傑作でした。
「少年ロリータおちんぽ同性愛」 大塚咲×星崎あいか 07年1月19日発売
ふんどしアクションの名作「あいか 女剣士VSくノ一」を観て以来、すっかり星崎ファンになってしまった筆者ですが、彼女は引退直前にこういうコアな作品にも出ておりました。星崎嬢は緊縛用の赤いソフトロープをふんどしのように巻きつけて、股間に張形を固定しております。まるで一見赤ふんです!
内容はあの名作「1999年の夏休み」を彷彿とさせる、かわいらしい美少年に扮した2人が繰り広げる倒錯エロ。今ひとつ盛り上がりに欠けるので激しいエロを求めるむきにはオススメできませんが、倒錯美あふれる映像が素敵な作品でした。
監督は先日取り上げた立花里子×原千尋の「男装二人は肛門ピストンハードゲイ」を手がけたドラゴン西川。いってみれば「男装二人は…」のジュニア版というか、前哨戦のような作品でもありますね。
「COTTON」 那由多遥/竹書房 02年7月19日発売
「甲殻機動隊」のコスプレと透け透け白ワンピ水着でグラドルファンの心に残る那由多嬢のDVDにももっこ褌型ビキニを発見しました。股布に通された横ヒモの細さ、土手のあたりに出来る直線的なドレープに萌えてしまいます!
彼女にはそのクールでボーイッシュなフェイスとスレンダーな体型を生かして是非男装してほしかったなぁ…。さぞかしふんどしが似合う素敵な美少年になったことでしょう。想像するだけでたまらんです。彼女なら、ふんどしという下着の持つ倒錯性をあますところなく引き出してくれると思うのです。ああ、復帰してくれないかなぁ…。
「月刊宮地真緒Special」 宮地真緒/新潮社 05年9月12日発売
上記3作品と若干内容がズレますが、裸のマネキンと顔を合成したり、かなり凝った内容の写真集です。宮地嬢が着ているのはふんどしの前垂れを伸ばして首にかけたようなデザインのワンピース水着で、先日取り上げた崎田まや嬢の水着にも酷似しております。これも十分もっこ褌にカウントしていいでしょう。