2006年総括。
- 2006/12/31
- 01:51
さて、今年も最後に当美術館的総括をしておきたいと思います。
全 体
今年もふんどし的には恵まれたいい年でした。前回のブーム時ほど爆発的ではなかった分、じっくり長持ちするかもしれません。いや、してもらわなければ困ります。
一部ではこういうニュースもありましたが、昨今の和物ブームで日本の文化や伝統を見直していこうという動きが良い部分で作用して、ふんどしに対する世間の認知度は十分に高まったと言えます。
既にふんどしはブームではなく新定番になった、と筆者は思うのです。「ブームから定番へ!」というスローガンで今後もがんばりたいですね。
映 画
映画では相撲部に入った女子の実話を映画化した「ちゃんこ」、坂上香織がSMに挑戦した「紅薔薇夫人」、ふんどしくノ一アクション「真田忍法伝かすみ 武蔵!奥義開眼」の3本が公開されました。
…とは言っても「紅薔薇…」は単館ロードショー、「かすみ」は上映スペースで1回上映しただけなので、パッケージ化した時に「劇場公開作品」とクレジットを入れるための方便でしょう。もう少しレベルが高くないと劇場公開作品としてはきつい気がしますね。「ちゃんこ」は未見なのですが、出来はどうなのでしょう。
写 真 集
今年はほとんど確認できませんでした。筆者的には「月刊宮地真緒」でスライド式ボトムを発見したくらいです。純粋な六尺ではなくスライド式ボトムならば、多分探せばまだあると思うのですが…。
これはDVDがあまりに盛況なため、筆者がフォローしきれなくなった面がありますが、グラドルの主戦場が写真集から完全にDVDに移ったというも大きいのではないでしょうか。
雑 誌 関 係
年も押し詰まってから麻美ゆまのふんどし写真が東スポ12/15日号に掲載されるという快挙はありましたが、全体的にはこちらも低調です。
「週刊大衆」に掲載された秋月まりんのふんどしグラビア、小田有紗がパンドルショーツを締めた「DIME」、あとはパブリシティで「月刊宮地真緒」のスライド式ボトムや紗那(さな)の縄ふんどしを見かけたくらいでしょうか?
最近のエロ系雑誌はテープで止められて中身が確認しにくいので、発見がさらに難しくなっています。調査するこちらとしてはいい迷惑です。双葉社とTMCの関係を考えると桃瀬えみるのグラビアもありそうですが、これは未だ捜索中です。
また一部雑誌でもふんどし関連の情報を扱った記事を若干見かけましたが、どれも上っ面だけ舐めたような浅い記事で、当ブログ的には取り上げる必要のないものでした。
D V D
DVDは前年に引き続き、ますます絶好調です。発売されたのは一般AV&イメージDVDでも22点(当美術館調査)、BATTLEやCLUB-Qといったマニアショップ制作の女相撲・キャットファイト物や再発物を入れれば実に50点以上! という大盛況となりました。CLUB-Qの「GIRLS FIGHT」シリーズがマニアに評判を呼び、女相撲が大爆発した年だと言えそうです。
AVではあいかわらずソフトオンデマンド関係が本数も多くて元気ですね。笠倉出版のくノ一AVは海野六郎監督の手腕が冴え、高いテンションを維持しています。特に「あいか 女剣士VSくノ一」では、ミニスカ着物姿の星崎あいかがふんどし丸出しのアクションを展開し、素晴らしかったです。また紫の越中を締めたくノ一や二人の母(一人三役)も登場してからみにもバリエーションがあり、「川中島の戦いで戦死したはずの山本勘助が実は生きていた!」という設定のシナリオも凝っていて実に見応えがありました。
星崎嬢はピュアーな黒髪と日本的な顔立ちが印象的で、ぎっちりと締め込まれた白六尺(細幅)がよく似合って清純な雰囲気を醸し出しているので、筆者は思わずファンになってしまいました。
傑作「あいか」の影に隠れた印象ですが、かわさきひろゆき監督によるTMCの「真田くノ一忍法伝 かすみ」シリーズもふんどしくノ一路線が定着し、安定しています。
本年後半から始まったAVSの「くいこみ褌熟女」シリーズは、ふんどしの締め分けやレトロ調の衣装にまでこだわる菊池28号監督のマニアックさが徹底していて印象深かったです。また、ゲームキャラのコスプレでもっこ褌を締めているユープランニングのコスプレAVも衝撃的でした。今後はこういう作品がもっと定着して欲しいものです。
グラドル関係のイメージDVDも山崎恵利子、東まみ、成瀬真尋など盛況で、ますます過激・先鋭化しております。これはAV出演が決まっている女の子にまず着エロデビューさせて話題作りをしようという戦略が一般化したことが原因でしょう。
これは筆者の予想というか希望ですが、今後、締め込み姿のチャイドルとか出てきたら物凄いことになると思うのですが…?!
書 籍
今年出た書籍では楽しめるものがありました。大崎映普の「人魚たちのいた時代」(成山堂刊)が海へのロマンと海女への憧憬が描かれていて、大変いい本でした。カラーで収録されたサイジ姿の海女の写真も魅力的です。
濡木痴夢男の「『奇譚クラブ』とその周辺」(河出書房刊)もふんどしマニアに関する一章を設けるなど、興味深い本でした。同時に濡木氏はふんどしにあまりこだわりがない人だという点もわかってしまいますが…。
一部で話題を呼んだ「嫌日流」は単なる偏見まみれのトンデモ本。何故かふんどしに関して7ページも費やしているのがおかしかったです。そういえば当ブログのアクセス解析に韓国の翻訳サイトからのものがあったので、もしかしてこの本の作者だったのでしょうか…?
コミック・アニメ・フィギュアetc.
美少女コミックではふんどしブームも若干落ち着いてきましたが、新しいトレンドも興りつつあります。ミリタリーと萌えブームのクロスオーバーがそれです。そこでは「日本軍兵器を少女化したキャラの下着はふんどし」という素敵な法則が生まれており、その手の題材を扱ったサイトや雑誌では、よくふんどし少女のイラストを見ることが出来ます。
そしてブームはその周辺ジャンルにも派生してきました。今年は「史上最強の弟子ケンイチ」「地獄少女・二篭」「あまえないでよっ!喝」といったふんどしキャラの登場するアニメが次々と登場、盛り上がっています。キルタイムコミュニケーションの美少女ノベルズでもふんどしネタは出てきますし、美少女ゲームでもふんどしキャラが登場する企画が進んでいると聞きます。ここらへんもまだまだ盛り上がりそうです。
今年は特にガレージキットやフィギュアの世界でふんどしキャラが大ブレイク。「かすみ」のパッケージの参考になったとおぼしきふんどしくノ一、原作者が自ら下着としてふんどしを指定したというくノ一、ゲームキャラの爆乳ふんどし巫女、そのものズバリな「褌娘」というガシャポンフィギュアのシリーズなどなど、かなり物凄いことになっております。
こうした流れを受けて、今後は女性コスプレイヤーによるふんどしコスプレにさらなる期待がかかります。ああ、誰かやってくれないものでしょうか…。
下 着 関 係
女性向け(もしくは男女兼用)ふんどしの発売も盛況なようです。京都造形芸術大学と縫製メーカーによる女性用ふんどしが発売されたりしました。
中でもパンドルショーツは雑誌でも取り上げられ、小倉優子や小田有紗まで締めてしまったという逸品。その質・量ともにかなり衝撃的でした。
いくら我々男性が自分のエロいと思うタイプのふんどしを勧めたところで、ふんどしが本当に女性自身に気に入られてノーマルな下着として定着するためには、1にも2にもオシャレでなくてはダメだというのがわかりますね。
ところで女性誌では「ふんどしダイエット」なる痩身法が取り上げられた、という未確認情報がありました。
「女性が六尺褌を着用すると経絡・丹田といったツボを刺激して便秘は治るしダイエットにもなる」
…という話なのですが、ネットで検索しても噂話程度の情報しかありません。あまりに話が出来すぎている上にWikipediaにまで記述があるので、なんとか女性にふんどしを定着させようと目論む一部マニアの工作じゃないかとつい疑いたくなります。
これをお読みの方でもし詳細をご存知の方がいましたら、筆者に是非お教え下さい。
最 後 に
今年も長々と書いてまいりましたが、来年も素晴らしきふんどしイヤーとなることを願いつつ、筆を置きたいと思います。それでは皆様よいお年を。
全 体
今年もふんどし的には恵まれたいい年でした。前回のブーム時ほど爆発的ではなかった分、じっくり長持ちするかもしれません。いや、してもらわなければ困ります。
一部ではこういうニュースもありましたが、昨今の和物ブームで日本の文化や伝統を見直していこうという動きが良い部分で作用して、ふんどしに対する世間の認知度は十分に高まったと言えます。
既にふんどしはブームではなく新定番になった、と筆者は思うのです。「ブームから定番へ!」というスローガンで今後もがんばりたいですね。
映 画
映画では相撲部に入った女子の実話を映画化した「ちゃんこ」、坂上香織がSMに挑戦した「紅薔薇夫人」、ふんどしくノ一アクション「真田忍法伝かすみ 武蔵!奥義開眼」の3本が公開されました。
…とは言っても「紅薔薇…」は単館ロードショー、「かすみ」は上映スペースで1回上映しただけなので、パッケージ化した時に「劇場公開作品」とクレジットを入れるための方便でしょう。もう少しレベルが高くないと劇場公開作品としてはきつい気がしますね。「ちゃんこ」は未見なのですが、出来はどうなのでしょう。
写 真 集
今年はほとんど確認できませんでした。筆者的には「月刊宮地真緒」でスライド式ボトムを発見したくらいです。純粋な六尺ではなくスライド式ボトムならば、多分探せばまだあると思うのですが…。
これはDVDがあまりに盛況なため、筆者がフォローしきれなくなった面がありますが、グラドルの主戦場が写真集から完全にDVDに移ったというも大きいのではないでしょうか。
雑 誌 関 係
年も押し詰まってから麻美ゆまのふんどし写真が東スポ12/15日号に掲載されるという快挙はありましたが、全体的にはこちらも低調です。
「週刊大衆」に掲載された秋月まりんのふんどしグラビア、小田有紗がパンドルショーツを締めた「DIME」、あとはパブリシティで「月刊宮地真緒」のスライド式ボトムや紗那(さな)の縄ふんどしを見かけたくらいでしょうか?
最近のエロ系雑誌はテープで止められて中身が確認しにくいので、発見がさらに難しくなっています。調査するこちらとしてはいい迷惑です。双葉社とTMCの関係を考えると桃瀬えみるのグラビアもありそうですが、これは未だ捜索中です。
また一部雑誌でもふんどし関連の情報を扱った記事を若干見かけましたが、どれも上っ面だけ舐めたような浅い記事で、当ブログ的には取り上げる必要のないものでした。
D V D
DVDは前年に引き続き、ますます絶好調です。発売されたのは一般AV&イメージDVDでも22点(当美術館調査)、BATTLEやCLUB-Qといったマニアショップ制作の女相撲・キャットファイト物や再発物を入れれば実に50点以上! という大盛況となりました。CLUB-Qの「GIRLS FIGHT」シリーズがマニアに評判を呼び、女相撲が大爆発した年だと言えそうです。
AVではあいかわらずソフトオンデマンド関係が本数も多くて元気ですね。笠倉出版のくノ一AVは海野六郎監督の手腕が冴え、高いテンションを維持しています。特に「あいか 女剣士VSくノ一」では、ミニスカ着物姿の星崎あいかがふんどし丸出しのアクションを展開し、素晴らしかったです。また紫の越中を締めたくノ一や二人の母(一人三役)も登場してからみにもバリエーションがあり、「川中島の戦いで戦死したはずの山本勘助が実は生きていた!」という設定のシナリオも凝っていて実に見応えがありました。
星崎嬢はピュアーな黒髪と日本的な顔立ちが印象的で、ぎっちりと締め込まれた白六尺(細幅)がよく似合って清純な雰囲気を醸し出しているので、筆者は思わずファンになってしまいました。
傑作「あいか」の影に隠れた印象ですが、かわさきひろゆき監督によるTMCの「真田くノ一忍法伝 かすみ」シリーズもふんどしくノ一路線が定着し、安定しています。
本年後半から始まったAVSの「くいこみ褌熟女」シリーズは、ふんどしの締め分けやレトロ調の衣装にまでこだわる菊池28号監督のマニアックさが徹底していて印象深かったです。また、ゲームキャラのコスプレでもっこ褌を締めているユープランニングのコスプレAVも衝撃的でした。今後はこういう作品がもっと定着して欲しいものです。
グラドル関係のイメージDVDも山崎恵利子、東まみ、成瀬真尋など盛況で、ますます過激・先鋭化しております。これはAV出演が決まっている女の子にまず着エロデビューさせて話題作りをしようという戦略が一般化したことが原因でしょう。
これは筆者の予想というか希望ですが、今後、締め込み姿のチャイドルとか出てきたら物凄いことになると思うのですが…?!
書 籍
今年出た書籍では楽しめるものがありました。大崎映普の「人魚たちのいた時代」(成山堂刊)が海へのロマンと海女への憧憬が描かれていて、大変いい本でした。カラーで収録されたサイジ姿の海女の写真も魅力的です。
濡木痴夢男の「『奇譚クラブ』とその周辺」(河出書房刊)もふんどしマニアに関する一章を設けるなど、興味深い本でした。同時に濡木氏はふんどしにあまりこだわりがない人だという点もわかってしまいますが…。
一部で話題を呼んだ「嫌日流」は単なる偏見まみれのトンデモ本。何故かふんどしに関して7ページも費やしているのがおかしかったです。そういえば当ブログのアクセス解析に韓国の翻訳サイトからのものがあったので、もしかしてこの本の作者だったのでしょうか…?
コミック・アニメ・フィギュアetc.
美少女コミックではふんどしブームも若干落ち着いてきましたが、新しいトレンドも興りつつあります。ミリタリーと萌えブームのクロスオーバーがそれです。そこでは「日本軍兵器を少女化したキャラの下着はふんどし」という素敵な法則が生まれており、その手の題材を扱ったサイトや雑誌では、よくふんどし少女のイラストを見ることが出来ます。
そしてブームはその周辺ジャンルにも派生してきました。今年は「史上最強の弟子ケンイチ」「地獄少女・二篭」「あまえないでよっ!喝」といったふんどしキャラの登場するアニメが次々と登場、盛り上がっています。キルタイムコミュニケーションの美少女ノベルズでもふんどしネタは出てきますし、美少女ゲームでもふんどしキャラが登場する企画が進んでいると聞きます。ここらへんもまだまだ盛り上がりそうです。
今年は特にガレージキットやフィギュアの世界でふんどしキャラが大ブレイク。「かすみ」のパッケージの参考になったとおぼしきふんどしくノ一、原作者が自ら下着としてふんどしを指定したというくノ一、ゲームキャラの爆乳ふんどし巫女、そのものズバリな「褌娘」というガシャポンフィギュアのシリーズなどなど、かなり物凄いことになっております。
こうした流れを受けて、今後は女性コスプレイヤーによるふんどしコスプレにさらなる期待がかかります。ああ、誰かやってくれないものでしょうか…。
下 着 関 係
女性向け(もしくは男女兼用)ふんどしの発売も盛況なようです。京都造形芸術大学と縫製メーカーによる女性用ふんどしが発売されたりしました。
中でもパンドルショーツは雑誌でも取り上げられ、小倉優子や小田有紗まで締めてしまったという逸品。その質・量ともにかなり衝撃的でした。
いくら我々男性が自分のエロいと思うタイプのふんどしを勧めたところで、ふんどしが本当に女性自身に気に入られてノーマルな下着として定着するためには、1にも2にもオシャレでなくてはダメだというのがわかりますね。
ところで女性誌では「ふんどしダイエット」なる痩身法が取り上げられた、という未確認情報がありました。
「女性が六尺褌を着用すると経絡・丹田といったツボを刺激して便秘は治るしダイエットにもなる」
…という話なのですが、ネットで検索しても噂話程度の情報しかありません。あまりに話が出来すぎている上にWikipediaにまで記述があるので、なんとか女性にふんどしを定着させようと目論む一部マニアの工作じゃないかとつい疑いたくなります。
これをお読みの方でもし詳細をご存知の方がいましたら、筆者に是非お教え下さい。
最 後 に
今年も長々と書いてまいりましたが、来年も素晴らしきふんどしイヤーとなることを願いつつ、筆を置きたいと思います。それでは皆様よいお年を。