その泣き顔に萌え!
- 2006/10/09
- 02:10
艶戯 涙のメタモルフォーゼ/山崎恵利子VS竹下晃史
これはサイバーワークスの問題作です。「アイドルが泣いた」のキャッチコピー通り、本編の主人公・山崎恵利子嬢は嫌がってます。マジで泣きながら赤裸々な告白しております。筆者も以前から、「恥ずかしいコスプレやポーズを強要されてグラドルが戸惑うドラマ仕立ての着エロDVDが見たい!」…と思っておりましたが、これはその路線に近いアサヤン風セミドキュメンタリー。かなり面白い企画じゃないでしょうか?
冒頭から思わせぶりなナレーション。最初は普通のビキニでアイドル風に撮ってますが、次第に大胆になっていきます。今度は黄色のハイレグビキニにチェンジ。カメラが砂浜で戯れる彼女のお尻や股間にかぶりつきます。競走のクラウチングスタートのポーズでお尻を見せつけたり、カメラを跨いだくれたりしてエグいところを狙います。
次はプロデューサー・マネージャー・恵利子の三者会談の模様が。
エロエロなポーズの要求に戸惑う恵利子に対して「これじゃ売れないよ」と不満を漏らすプロデューサー、「これが売れなかったら活動中止」と責めるマネージャー。結局、「時間をください。明日はもっとすごい絵を撮らせます」という話に落ち着きます。
そして遂に恵利子の決意のふんどし姿が! 土手を登ったり芝生を走るその下半身をカメラが執拗に追いかけます。前から横から下からと様々なアングルから、縦褌が食い込むお尻や股間にできたシワがばっちり! いい接写です。もう少し画質が良いとうれしいのですが。
彼女が締めているふんどしは金色。光り物が好きな方にはたまらんでしょう。よく見ると六尺ではなく、映画「花と蛇」形式のT字帯を前後逆につけて縛った簡易ふんどしのようです。材質のせいか若干ごわごわしてフィット感が弱い気もしますが、なかなかいい食い込みです。付録のミニ写真集にもこのふんどしは収録されています。
後半は再びハイレグビキニに戻ってゴムチューブによるソフト緊縛。ホテル内で縛られたままベッドの上やバスタブ内でローション、ミルク、ジャムをぶちまけるウェット&メッシープレイ。まさにSM一歩手前といったかんじです。時間的にもたっぷりあり、一般的にはこちらがクライマックスでしょう。
ラストは再び恵利子のインタビューで幕を閉じます。インタビュアーのお姉さん(マネージャーでしょうか?)の口調が妙に事務的で冷たかったりして、言葉の端々に「スタッフに迷惑かけんじゃねーよ」的ニュアンスが感じられます。「一番つらかった撮影は?」「芸能界に向いてないのでは?って言われたそうだけど?」といったきっつい質問に受け答えするうちに涙がポロポロと。なんか本当にかわいそうになってきます…。でも、これはこれでちょっと萌えてしまいます。
「日本で一番有名な女優さんになれるように、がんばっていきたいと思います。」
…と、本人はこう語っていました。こちらも「がんばれ!」と言いたいですし、今後さらに過激化してくれるのは当ブログ的には大歓迎ではありますが、早く可愛いお嫁さんになってお父さんお母さんを安心させてあげた方がいいのでは? なんて思ったりもしました。かなり真面目な子みたいですし。芸能界は怖いところですよ。
少々気になるのはトップ画面のタイトルが「涙のメタルファー」になってたり、チャプターセレクト画面では女の子の名前が「桜庭小春」になっていたりする点。どうも製作中のゴタゴタが細部に出てしまったかんじがします。
裏カバーの写真には本編にはなかったビキニを半分ずり下ろした姿や過激ビキニでのシャワーシーンがあるので、当初はもっと過激なシーンが予定されていたのでしょう。しかし彼女が泣き出して撮影が頓挫してしまい、急遽セミドキュメンタリー形式になったというのが真相かもしれません。
そういうアクシデントの部分も含めて大変興味深い作品でした。彼女の今後には要注目ですね。