不気味?
- 2006/03/04
- 16:53
人妻奴隷 極道の贄/加納だりあ・小室瀬里奈
タイトルからしてモロな夢流ZOU監督のハードSM作。以前取り上げた桜こうめの「令夫人 邪淫の肉縄」ほどふんどしが重視されてないので締めるシーンこそありませんが、作品に登場するふんどしはぎっちりと実によく締め込まれていて、見ていて惚れ惚れしてしまいます。
凡百の六尺とどこが違うのかというと、まず股間に渡した布の一端をよく捻り上げてからお尻の方に通していること。そして残る一端も横褌に通して前袋を作ってから、捻り上げていること。つまりあのお尻に食い込む固そうな縦褌は、よく捻り上げた布の両端をがっちりとからみ合わせることによって出来ているのです。ここまでするのはたしかに面倒ですが、それがふんどしの楽しみでもあります。
借金のカタにヤクザに身売りした人妻・加納だりあが調教されているというお話なので、ハードな責めが延々続きます。逆さ吊りにされて高圧水流をぶっかけられたり濡れタオルでひっぱたかれたりします。このシリーズは全体にあまりに陰惨な雰囲気なので、どうも好きになれません。
そしてカップリング作である小室瀬里奈の「人妻奴隷 極道の贄3」にもふんどしが登場します。つまりナイスふんどしが2倍ということですね。これはかなり得した気分になります。
こちらの責めもハードです。吊るされてます。緊縛されたまま夜の野外に連れ出されます。寒そうです。高圧水流ぶっかけられたりもします。ますます寒そう、そして痛そうです。身体だけじゃなく口の中にまでローソク垂らされたりしてます。さらに熱そうです。まぁいいや、美しい六尺のフォルムにだけ目を向けて、スルーしましょう。
ああ美しいなぁ、このフォルム。前袋の丸みと固そうな横褌。くびり出されたオッパイとの対比がまた素敵です。
ところでこのDVDのデータを検索した時いくつかレビューがひっかかりましたが、加納だりあ嬢が逆さ吊りにされながら突然笑い出すシーンに対して「しらけると言うよりも不気味でした」「ブキミである」などといった否定的評価が目立ちました。
しかし、別にそこまで言わずともいいじゃありませんか。多分、彼女は精神的に追い詰められて少しおかしくなってしまったのでしょう。…と、つい同情的になってしまいます。
THE ガマン BY SOD
「不気味」といえばこれもそうです。100万円の賞金を賭けてAVギャル5人がエロなガマンを重ねるという企画物です。有名な某TV番組のAV版ですね。
挑戦する彼女達はなぜか皆ふんどしを締めています。「何故?」とは聞かないで下さい。僕にもわかりません。エロければいいのです。しかも縦褌を細く捻って前袋さえ作らない過激な極細変則締めなのです。食い込み・はみ毛は当たり前、アングルによってはかなりえぐいです。濡れ透けもあります。
…こう書くとけっこう楽しそうですが、とんでもない! 角度が変わっていくすべり台(しかもヌルヌル)に1人ずつ座らされ、何秒ガマンできるかを競うのです。そしてすべり落ちる先のプールにはヘビがいっぱい泳いでます…!! しかも、落ちたら規定時間プールに浸かっていなければならないという極悪ルール!
中にはけっこうヘビが平気な子もいますが、怖がりの子なんかプールに落ちた途端、悲鳴を上げて逃げ出そうとするんですよ。よく見ると、人が落ちてきた衝撃で潰されたのか、腹を見せてひっくり返るヘビの死体までぷかぷか浮いてます…。そりゃ誰だって怖いでしょうよ。
仲間に止められ、彼女はぶるぶる震えながらもなんとかガマンしようとするんですが、最後は力なく笑い出し、結局棄権していました。よっぽどヘビが怖かったのでしょうね。人間、笑いが出るのは決して楽しい時ばかりじゃないんですよ。
正直、これは見ていて気分の悪くなる作品でした。「こんな作品作ったり鑑賞したりする人間のほうがよっぽど不気味だろ!」…なんて、見終わった後にひさびさに罪悪感にかられてしまう問題作です。
中にはこれでヌケるという方もいるのでしょうが…。ヘビが平気な方とゲテモノ好きな方はどうぞ。