こうめの本格六尺。
- 2006/01/17
- 07:41
令夫人 蛇淫の肉縄/桜こうめ
今回紹介するのは、アヴァの隠れた傑作です。監督はアートビデオ作品で活躍する夢流ZOU。主演は桜こうめ。どこかツンとしたフェイス、淡い桜色の乳首を頂点にいただく美乳、引き締まった身体の彼女にぴったりの名前です。パッケージではプリプリとしたお尻に白の六尺を締め上げられ、実に良く似合っています。
本編はまず、緊縛されている半裸の彼女をカメラが舐め回すシーンから始まります。そしてカットが切り替わり、男のごつい手が用意された布を丹念に捻り上げています。
両手できつく捻られ、細いひも状にされた木綿布。その一端は既に彼女の股間を通されています。男はそれを腰を一周させて横褌(よこみつ)を作り、引っ掛けてからめていきます。前に回って垂れ下がる前袋を再び股間へと通した後、後ろに回ってさらに捻ります。捻られた前袋を既に彼女の双臀を割り込んで食い込む縦褌(たてみつ)へと丹念にからめていく…その様子をカメラは下から捉えます。
この六尺褌を締め上げる様子を克明に記録した名シーンは後半の責めからの抜粋なので都合2回見ることが出来ますが、ふんどしファンとしてはこれがクライマックスだと断言できるでしょう。豊かなヒップと丹念に捻られ、からめられた縦褌のコントラストが実に美しく「ふんどしの締め方」の教則ビデオに使いたいくらいです。
この複雑なプロセスを経て完成された六尺褌をカメラは様々なアングルから捉えていきます。股間を通された縦褌の一方は女性の柔らかい恥丘の丸みをやさしく包み込み、また一方は複雑に捻り込まれ双臀に分け入る。そんな複雑で美しい形状の変化を存分に味わえる下からのアングルは特にこたえられません。やはり六尺は木綿、色は白か赤に限ります。
この手のSM作品の定番として、責める男は背中一面に刺青を背負ったヤクザ。もちろん自分も六尺褌を締めています。彼女の股間にしっかりと、そして丹念に褌を締め上げていくうちに男の息も心なしか荒くなっています。もちろんその前袋の中は硬いこわばりが…。今この瞬間、2人はふんどしの持つ甘美な拘束感を共有しているのです。この共犯意識がSMの醍醐味なのかもしれません。ふんどしによって結ばれた絆、なんともロマンチックではありませんか。
アートビデオ系作品は情け容赦のないハードな責めで定評があり、登場するふんどしも惚れ惚れするようなキリリとした締め込みの六尺なのですが、いかんせんパッケージのみとか締めるシーンが皆無とか期待外れなものも多いのです。ですがこの作品はハードな責めはほどほどに、ふんどしの美しさを追求しています。間違いなく当たりでした!