2005年総括。
- 2005/12/29
- 16:53
さて、今年ももうすぐ終わりですが、最後に当美術館的な総括をしておきたいと思います。
全 体
昨年は映画「花と蛇」の大ヒットで「遂にふんどしブーム復活!」といった観がありましたが、今年はその余波が続き全体に好調を維持した年でした。
まず「花と蛇」は続編が5月に公開され話題を呼びましたし、それに続く形で銀座三越では越中褌がバカ売れしたというニュースが大変衝撃的でした。TV番組「トリビアの泉」で取り上げられたことが原因だそうですが、その購買者には女性客も多く、世間一般のふんどし(主に越中)への認知度が著しく上がったのは特筆すべきことでしょう。
前回のふんどしブームに例えるなら、ブームが大爆発した90年に対する91年のような年だったと言えるかもしれません。当美術館も今年活動を再開できたことは大変幸運だったと思います。
映 画
前述の「花と蛇2 パリ/静子」は杉本彩の豆絞りふんどしからの失禁と磔が大変に強烈で、前作より満足度の高い部分がありました。しかしシーンによっては王道とも言うべき本式の六尺ではなく、撮影用に着脱の簡単な変則越中も併用されていたのが若干複雑な気分でした。よりふんどしの魅力を追求したハードな続編にも期待がかかります。また杉本彩にはふんどし界のクイーンとして、執筆する官能小説の中でももっとふんどしの持つ魅力を紹介していただきたいものです。
ポルノ映画ではふんどしをストーリーの中に効果的に生かした「未亡人と褌~悦子の秘密~」「セクシー剣法 一本ぶちこむ」の2本が公開されました(「セクシー剣法…」は残念ながら未見)。
この他にも一般作では大学の相撲部に入部した女子大生の実話を元にした「ちゃんこ」の公開が来春に控えています。映画的には大変豊作な年でした。
写 真 集
写真集は昨年の7点に対して今年は4点と、残念ながら減ってしまいました。「花と蛇」関係以外のもので注目されるのは名波はるかが遂に赤ふん姿でSMに挑んだ「それから…。」と、なんと赤越中を締めた桜月舞の裏本「THE STYLE 華」くらいであまり好調ではありませんでした。これは不況のせいでグラドル関係の主なアイテムが、写真集より安価で制作でき、定価も高く設定できるDVDに移ってきたことが原因のようです。02年~03年に見られたような盛り上がりがまた復活するかどうかは、正直微妙なところでしょう。
武田久美子や久留須ゆみの写真集にときめいた古い世代の人間としては、やはり傑作ふんどし写真集の登場を待ちたいのですが…。
グ ラ ビ ア 誌
昨年「週刊ポスト」や「週刊現代」といった中高年男性向け雑誌の袋とじグラビアを席巻した「花と蛇」のメディア露出が減ったので、こちらも若干寂しさが残りました。そんな中で琴乃やあいだゆあのふんどし企画グラビアが複数発表されたのは大きな収穫でした。特にあいだゆあにはその美しさと洗練されたボディを生かして、是非AV界のふんどしクイーンになってほしいものです。
D V D
DVDも昨年26点に対して今年は25点と好調でした(本数は当美術館調査)。AVの本数は若干減りましたが、昨年の「20人!エロ女相撲選手権」「全裸和太鼓」に続いて今年は大作「SOD的夏祭り!!」を送り出すなど、ソフトオンデマンドの活躍が目立ちました。タイトルに明記されていない作品にもふんどしが多く登場し、同社から目が離せない状況は来年も続きそうです。笠倉出版のふんどしくノ一物が2本発見されたのも予期せぬ収穫でした。
グラドル関係では大工晶子「MARMAI DOLL」、岡本香「限界(ギリ…??)」など着エロ方面のイメージDVDに傑作が多く、こちらもかなり楽しませてもらいました。ただこの手の作品は意外に情報が少なく、定価も高めなので発見~入手が遅れる傾向が出てきました。みなさんも何か情報がありまたら、どんどんお寄せください。お願いします。
全体にきちんとした締め方の六尺褌があまり見られなかったのは残念な傾向でしたが、前述の銀座三越の話題により全体にカジュアルな越中褌が定着した年でもありました。
コミック・同人誌
美少女コミックや同人誌では定期的にふんどしネタがあり、こちらでも好調が続いています。やはりふんどしを締めた女性キャラが登場する「史上最強の弟子ケンイチ」「BLEACH」といった人気連載が続いているのが強みでしょう。しかし昨年のようなふんどしコミックアンソロジーや美少女ソフトの盛り上がりがなかった分、若干トーンダウンした印象でした。
また一部のサイトで女性コスプレイヤーによるふんどし画像が発見されたのは、ちょっとした衝撃が走りました。
そ の 他
アダルトショップによる女性向け褌の発売も目立ちました。前回のブームの時と同じで、女性の支持を得られないとこういうものは結局定着しないので、かわいらしい柄の越中が増えたのは大変良いことです。売上的にはどうなのでしょうか…。
書籍では、食い足りなさは残るものの興味深い米原万理「パンツの沽券 ふんどしの面目」が出版されたので、これも大きな収穫だったと言えるでしょう。
最 後 に
このブームができるだけ長続きするように祈りながら、がんばって来年もコンテンツの拡充に勤めていきたいと思います。皆様よいお年を。
全 体
昨年は映画「花と蛇」の大ヒットで「遂にふんどしブーム復活!」といった観がありましたが、今年はその余波が続き全体に好調を維持した年でした。
まず「花と蛇」は続編が5月に公開され話題を呼びましたし、それに続く形で銀座三越では越中褌がバカ売れしたというニュースが大変衝撃的でした。TV番組「トリビアの泉」で取り上げられたことが原因だそうですが、その購買者には女性客も多く、世間一般のふんどし(主に越中)への認知度が著しく上がったのは特筆すべきことでしょう。
前回のふんどしブームに例えるなら、ブームが大爆発した90年に対する91年のような年だったと言えるかもしれません。当美術館も今年活動を再開できたことは大変幸運だったと思います。
映 画
前述の「花と蛇2 パリ/静子」は杉本彩の豆絞りふんどしからの失禁と磔が大変に強烈で、前作より満足度の高い部分がありました。しかしシーンによっては王道とも言うべき本式の六尺ではなく、撮影用に着脱の簡単な変則越中も併用されていたのが若干複雑な気分でした。よりふんどしの魅力を追求したハードな続編にも期待がかかります。また杉本彩にはふんどし界のクイーンとして、執筆する官能小説の中でももっとふんどしの持つ魅力を紹介していただきたいものです。
ポルノ映画ではふんどしをストーリーの中に効果的に生かした「未亡人と褌~悦子の秘密~」「セクシー剣法 一本ぶちこむ」の2本が公開されました(「セクシー剣法…」は残念ながら未見)。
この他にも一般作では大学の相撲部に入部した女子大生の実話を元にした「ちゃんこ」の公開が来春に控えています。映画的には大変豊作な年でした。
写 真 集
写真集は昨年の7点に対して今年は4点と、残念ながら減ってしまいました。「花と蛇」関係以外のもので注目されるのは名波はるかが遂に赤ふん姿でSMに挑んだ「それから…。」と、なんと赤越中を締めた桜月舞の裏本「THE STYLE 華」くらいであまり好調ではありませんでした。これは不況のせいでグラドル関係の主なアイテムが、写真集より安価で制作でき、定価も高く設定できるDVDに移ってきたことが原因のようです。02年~03年に見られたような盛り上がりがまた復活するかどうかは、正直微妙なところでしょう。
武田久美子や久留須ゆみの写真集にときめいた古い世代の人間としては、やはり傑作ふんどし写真集の登場を待ちたいのですが…。
グ ラ ビ ア 誌
昨年「週刊ポスト」や「週刊現代」といった中高年男性向け雑誌の袋とじグラビアを席巻した「花と蛇」のメディア露出が減ったので、こちらも若干寂しさが残りました。そんな中で琴乃やあいだゆあのふんどし企画グラビアが複数発表されたのは大きな収穫でした。特にあいだゆあにはその美しさと洗練されたボディを生かして、是非AV界のふんどしクイーンになってほしいものです。
D V D
DVDも昨年26点に対して今年は25点と好調でした(本数は当美術館調査)。AVの本数は若干減りましたが、昨年の「20人!エロ女相撲選手権」「全裸和太鼓」に続いて今年は大作「SOD的夏祭り!!」を送り出すなど、ソフトオンデマンドの活躍が目立ちました。タイトルに明記されていない作品にもふんどしが多く登場し、同社から目が離せない状況は来年も続きそうです。笠倉出版のふんどしくノ一物が2本発見されたのも予期せぬ収穫でした。
グラドル関係では大工晶子「MARMAI DOLL」、岡本香「限界(ギリ…??)」など着エロ方面のイメージDVDに傑作が多く、こちらもかなり楽しませてもらいました。ただこの手の作品は意外に情報が少なく、定価も高めなので発見~入手が遅れる傾向が出てきました。みなさんも何か情報がありまたら、どんどんお寄せください。お願いします。
全体にきちんとした締め方の六尺褌があまり見られなかったのは残念な傾向でしたが、前述の銀座三越の話題により全体にカジュアルな越中褌が定着した年でもありました。
コミック・同人誌
美少女コミックや同人誌では定期的にふんどしネタがあり、こちらでも好調が続いています。やはりふんどしを締めた女性キャラが登場する「史上最強の弟子ケンイチ」「BLEACH」といった人気連載が続いているのが強みでしょう。しかし昨年のようなふんどしコミックアンソロジーや美少女ソフトの盛り上がりがなかった分、若干トーンダウンした印象でした。
また一部のサイトで女性コスプレイヤーによるふんどし画像が発見されたのは、ちょっとした衝撃が走りました。
そ の 他
アダルトショップによる女性向け褌の発売も目立ちました。前回のブームの時と同じで、女性の支持を得られないとこういうものは結局定着しないので、かわいらしい柄の越中が増えたのは大変良いことです。売上的にはどうなのでしょうか…。
書籍では、食い足りなさは残るものの興味深い米原万理「パンツの沽券 ふんどしの面目」が出版されたので、これも大きな収穫だったと言えるでしょう。
最 後 に
このブームができるだけ長続きするように祈りながら、がんばって来年もコンテンツの拡充に勤めていきたいと思います。皆様よいお年を。