待ちに待ってたやっと出た!
- 2008/05/28
- 07:51
必殺!くノ一仕置忍法帖 監督:海野六郎 笠倉出版社 08/05/30発売
さてさて、年に2回のお楽しみの時間がやってまいりました。期待の笠倉くノ一新作です。今回の作品は、春光尼率いる伊賀のくノ一達が許せぬ悪を闇に始末するという「必殺」シリーズのテイストを取り入れたナイス企画。ふんどしシーンも充実し、非常に安心して見られる内容のオススメ作でした。
くノ一・舞(陽多まり)/白ふん 得意技:やられ
陽多まり嬢演じる舞は妹的存在の見習いキャラ。1人で毒蜘蛛の乱蔵一味を討とうとして逆に捕らわれて拷問の末、凌辱されます。隙を突いて手下1人を倒すものの、返り討ちにあって絶命。やられシーンは後ろから斬りつけられるだけで、派手なやられが魅力だった「くノ一戦勇記」に較べると控えめです。
彼女が締めているのは白六尺。マフラー、鉢巻、鞘の色なども同じ白に揃えてあって統一感が素晴らしい! からみのシーンではなかなか解かずに鞘で突いたり、上下から引っぱって食い込ませたりと演出面でもエロさを上手く出していると思います。カメラも前作以上に接写でふんどしのどアップを多用して迫力があります。
陽多嬢が着ているアミアミのボディスーツは後の2人と違って股間に穴が開いてないタイプなので、クロッチ部分を手で破くプロセスがあってエロさを倍化してる気がします。
くノ一・ほのか(野沢友花)/青ふん 得意技:忍法逆流観音
野沢嬢演じるほのかは姫川嬢のライバル的存在。クールで気の強いキャラです。相手の額にお札を貼って自在に操り、さんざん性奉仕させた後「忍法逆流観音」で倒します。これは顔面騎乗して股間から中出しされた精液を泡のように吹き出して相手を窒息させるというアホらしさ全開の忍法で、山田風太郎的「そんなバカな!」感が最高です。
彼女が締めるのは青六尺。リボンや鞘の色も同じく青です。「ライバルは青」というお約束のコーディネイトがいいですね! しかも彼女の衣装はスリットが大きく入っているので、常に青ふんの横褌を見せつけているという素敵さ! スカートをまくり上げると、余った前褌をそのまま横褌と縛ってある変則締めであることがわかります。
これは姫川嬢がブログで「シリアスなシーンの撮影中に野沢嬢のふんどしが垂れてきて笑った」という内容のこぼれ話を書いていたので、多分ゆるふん対策だと思われます。からみのシーンでは陽多嬢と同じく、激しく食い込んだ股間のどアップやふんどしの中心部に指がめり込む様子が堪能できます。
くノ一・あやめ(姫川りな)/赤ふん 得意技:忍法淫夢香
姫川嬢が演じるヒロイン・あやめ。彼女はGIGAのヒロイン物でも活躍しており、慣れているせいかくノ一姿も非常に似合っております。「忍法淫夢香」で毒蜘蛛の乱蔵を幻覚状態にし、めくるめく淫らな幻想の中で果てた後でトドメを刺します。ほのかの逆流観音と違って相手が夢の中で勝手にイッてくれるので、労働効率良すぎですねw
彼女が締めるのは赤六尺。忍者で白・青ときたら残る色は赤以外にはありえません。これは「必殺」ネタではなく懐かしの特撮ヒーロー「仮面の忍者 赤影」ですね(笠倉で「赤影」ネタも見たい…)! マフラー、鞘の色、衣装の裏地やヒモが赤で統一されています。
さすが主役の貫禄というべきか、からみのシーンは一番エロく、くノ一物のAVにしては珍しい痴女プレイが楽しめます。カメラ目線のフェラもねちっこく、騎乗位での相手をじらすような腰のグラインドがたまりません。そして何よりふんどしを解かず「締めたまま脇から挿入」を実践しているのが素晴らしい! やはりこうでなくては!
※ 総 評 ※
なんといっても基本設定と衣装のセンスが良く、「あいか」「くノ一戦勇記」で頂点を極めた観のあるシリアス路線とはまた違った雰囲気でくノ一物の楽しさの感じられる作品でした。OPのわらべ唄風ナレーション、仲間同士の反目、小判の受け取り、クライマックスのかんざしによる延髄刺し等、細かい部分で「必殺」的な雰囲気を上手く出していたと思います。からみシーンでも食い込み・超接写・脇から挿入があってふんどしファン的には満足度の高い出来です。毎度ゆるふん気味なのが若干気になりますが…。
難点としてはTMCの「楓」1作目でも薄々感じていたのですが、舞台が江戸の町という設定なのでかわさき・海野作品従来の山梨ロケではなかなかそれっぽさが出ず、若干辛い気がします。あと新機軸なのはわかるのですが、EDに流れる歌はちょっと…。今後笠倉さんにはもう少し予算を増やしていただいて、作品にゴージャス感を出していただきたいものです。
今秋発売予定の笠倉の新作は既にロケが終了している模様。タイトルは「くノ一ねずみ小僧」(仮)。出演は亜紗美、東野愛鈴、羽田夕夏。「必殺」の次は「ねずみ小僧」と、毎回楽しいアイデアで筆者は非常に楽しみです。