2007年総括。
- 2007/12/29
- 11:37
さて、毎年恒例・当美術館的総括もこれで4回目です。 今年はどうだったでしょうか?
映画
たまたま黄金咲ちひろ嬢の「黄金日誌」をチェックしていたら、なんと「巨乳下着マニア」なるというベタなタイトルの作品が公開されているのを発見しました! 筆者は未見ですが、ストーリーもふんどしマニアの女性が主人公と、かなり期待させます。これは是非観なければ! 今年はこの1本だけでも豊作と言えるのではないでしょうか?
…と書いた後でよくよく調べて見れれば、本作は1999年3月に公開された「フェチな女たち 恥ずかしい下着」(監督:山崎邦紀)を改題したものだったのです。なーんだ、ということは…今年は収穫ゼロですか…。これは当ブログがスタートして以来初の事態。残念無念。
DVD
今年も全般に豊作でした。海外、再発物、編集物を入れればなんと46本(当美術館調査)! 本数的には昨年と遜色がありませんし、3月・6月・9月・12月には発売ラッシュがあり、財布の中身が追いつかない泣き笑い状態でした。
AV全般ではふんどし物の老舗・SOD系の作品が3本と以前より減りましたが、その分どれも質が高く、締め方もきっちりしていてさすがでした。この他にも長江隆美監督の「パンティフェチ 女たちの卑猥な恥部2」、菊池28号監督の「グイこみ満熟 友田真希」、乙音奈々の「野外SEX変態の快感!」や、友崎亜希の「義母のM汁」など傑作が多く、楽しめました。セクシーな韓流ふんどしがたっぷりと味わえる日韓合作の2枚組大作「官能女官 ヂャングムの花園」も興味深い内容です。
くノ一物では大傑作「伊賀VS甲賀 くノ一戦勇記」(笠倉出版)が生まれました。時代劇ならではの奇抜なプロットとハードな展開に加えてふんどし描写も充実、主演の椎名りく嬢の熱演もあって素晴らしいの一言に尽きます。続編も意欲作でしたし、来春発売(多分)の新作も控えております。CD-Rやポスターの無料配布のあるイベントも頻繁に行われており、笠倉くノ一からは今後とも目が離せませんよ。
一方、TMCのふんどしくノ一も好調で従来の「真田くノ一忍法伝 かすみ」シリーズが遂に4作目を数え、5作目も来春発売。他にコメディ調の「くノ一妖艶伝 楓」シリーズも始まりました。単発でしたが「妖艶くノ一伝 紫雨篇」(GPミュージアム)や「くノ一三姉妹 被虐の抜け忍」(TMA)といった佳作もあり、くノ一物は今、ちょっとしたブームを迎えていると言えるでしょう。 筆者が口を酸っぱくして言い続けた「くノ一の下着はふんどし」という常識がようやく一般化してきたのですね。うれしい!
そしてグラドル関係のイメージDVDも大充実! 筆者が昨年予想した通り、遂にジュニアアイドルがふんどしを締めてくれたのがうれしかった。特に神崎美優の白六尺に感涙。
他には快進撃を続ける「藤軍団」の「Tバック学園の大暴走!」シリーズがとんでもない出来(エロさ)で、イメビは遂にここまできてしまったのか…と、唖然としました。特にVol.2の豆絞りふんどし姿のストレッチ~ローション相撲が素晴らしかった。筆者は未見ですが、さらに今月にはスパークビジョンの「ふん中生」シリーズも開始、という凄い展開になっております。
女相撲物はClub-Qの「GIRLS FIGHT」シリーズが3ヶ月に2本という驚異的ハイペースで出続け、こちらも充実した1年でした。FBIの新規参入もあり、まだまだ盛り上がりそうです。試行錯誤してさらなる研鑽を望みたいところ。
再発では「色情海女 ふんどし祭り」(1981)に「花のおんな相撲」(1996)という2大名作のDVD化があり、海外でもロシア製女相撲DVDや舳倉島の海女さんの記録フィルムが挿入された伝説のセミドキュメンタリー?「Violated Paradise」(1963)のDVD化など、こちらもかなりの盛り上がりを見せました。
写真集
ここ数年壊滅状態だった写真集では、ひさびさに神埼美優の「Osiris」(心交社)というヒット作が出ました! 写真集でこれだけ正統派の白六尺はひさしぶりじゃないでしょうか? 素晴らしい! 版元の関係もありますので、マニアのみなさん入手はお早めに。他には浜田翔子がSabra増刊の「One On One」(サブラDVDムック)で草ふんどし姿を公開したようです。
他に新創刊のDVD付ムック「ヒロイン陵辱クラブ」VOL.1(マイウェイ出版)では笠倉くノ一AVが紹介されるという話もありました。今後、最近盛り上がっているバトルヒロイン物とふんどしが合流して新たなふんどしアクションの地平が開けてくれると筆者的には最高にうれしいのですが…。
ふんどしのアイデンティティーとして本式の締め方には大いにこだわるべきだと思いますが、それ以外の部分では純血主義にこだわらず女相撲なりくノ一物なり他ジャンルとのクロスオーバーを積極的に行っていくべきだと筆者は考えます。
雑誌関係
今年前半はDVDラッシュの煽りで大熊紋季・吉田由莉・三枝実央のタイアップグラビアが紙面を賑わし(掲載誌調査中)、「Sabra」では花井美里・類家明日香のまわし姿を収録した付録DVD(5/10号)、浜田翔子の草ふんどし(7/13号)もありました。
秋口には「FRIDAY DYNAMITE」(10/16増刊号)であいだゆあのお祭りふんどしグラビアの再録があり、年の瀬も押し迫ってから「EX大衆」(双葉社)の企画グラビア「わっしょい!ふんどしっ娘」の赤ふんや「金のEX」(大洋図書)で武田久美子・宮沢りえ・久留須ゆみ・藤原ななこの再録グラビアがあるなど、けっこう盛況でした。
他には「週刊実話」12/27号に掲載されたストリッパー・詩田笑子のグラビアで、ステージ用の白ふんを発見したのも新鮮な驚きでした。ちゃんと後ろに縦褌のねじりがあるんですが、横褌をマジックテープで止める形式になっているのです!
テープといえば、今の雑誌はテープで止められて中身が確認しにくいので、発見が難しくて困ります。調査するこちらとしてはいい迷惑です! 出版社の方はせめて表紙に「ふんどし」と大きく書いておいて欲しいです。そしたらこちらが責任持って宣伝しますからw
コミック・アニメ・フィギュアetc.
こちらも好調。なんといっても今年一番のニュースは、「コミックアフタヌーン」(講談社)の別冊付録で「ふんどしコミックの元祖」永井豪先生の描き下ろし新作「赤褌鈴乃介」が発表されたことでしょう。
他のメジャーどころでも「史上最強の弟子ケンイチ」(松江名俊)、「おしとね天膳」(山口譲司)、「無敵看板娘」(佐渡川準)、「ペンギン娘」(高橋てつや)と好調。青年コミック・美少女コミック・美少女ノベルズでもコンスタントに新作がありました。
またネット上で見かけるふんどしイラストも大量にあり、絵師達の間でふんどしは萌えアイテムとして完全に定着しきった観があります。アニメ方面ではふんどしアニメの古典的名作「ハレンチ紅門マン遊記」の再発が画期的でした。youtubeにアップされる同人アニメ(?)では一瞬山笠ルックのお尻が映る「まこにゃんダンス完全版」 が凄かった…。
ガレージキットやフィギュアでも相変わらずふんどしキャラは出続けております。ふんどし濡れ透けM字開脚の「着物の女の子 五十鈴 紬」(ソリッドシアター)や、解けかけのさらしとひらひらする前垂れがエロい「旋風!みだれふんどし 杉本杏奈」(コブラ会)などが強烈でした。こちらは正直、もうフォローしきれなくなってお手上げ状態ですがな…。
書籍
あまり見かけませんでした。残念ながらこの方面は不作でした。
下着関係
この方面もあまり気がつきませんでした。昨年話題を呼んだパンドルショーツ以外で目についたのは、和粋屋貴兵衛の女性用ふんどし「くノ一もっこ」が出たことくらいでしょうか。こういう素敵な下着が女性のふんどしファンを地道に増やしてくれるといいですね~。
総評
今年も目一杯楽しませていただきました。しかし好調だったDVD方面もh.m.pや心交社の逮捕事件などで沈静化する可能性があり、不安が残ります。映画・書籍関係は不作ですし、このブームも今後ゆるゆると下降線をたどっていくのかもしれません。
思えば04年の「花蛇」ショックで幕を開けたふんどしブームから既に4年。よくもまぁ続いたものです。ここまで盛り上がってくれたので個人的には悔いはありませんし、どうせ何があってもこの信仰を捨てられるわけもなく、当ブログも地道に活動を続けていくでしょう。
ネット時代でユーザー側からの情報発信が容易になったのですから、ふんどしファンの皆様はメーカーにどんどん建設的提案をしていけばいいのです。マニアの採点というのはどうしても厳しくなりがちですが、何より「あきらめず対案を示す」という姿勢が重要だと思われます。ニーズさえあれば状況は動きますから。
最後に
今年も長々と書いてまいりましたが、来年も素晴らしきふんどしイヤーとなることを願いつつ、筆を置きたいと思います。それでは皆様よいお年を。
映画
たまたま黄金咲ちひろ嬢の「黄金日誌」をチェックしていたら、なんと「巨乳下着マニア」なるというベタなタイトルの作品が公開されているのを発見しました! 筆者は未見ですが、ストーリーもふんどしマニアの女性が主人公と、かなり期待させます。これは是非観なければ! 今年はこの1本だけでも豊作と言えるのではないでしょうか?
…と書いた後でよくよく調べて見れれば、本作は1999年3月に公開された「フェチな女たち 恥ずかしい下着」(監督:山崎邦紀)を改題したものだったのです。なーんだ、ということは…今年は収穫ゼロですか…。これは当ブログがスタートして以来初の事態。残念無念。
DVD
今年も全般に豊作でした。海外、再発物、編集物を入れればなんと46本(当美術館調査)! 本数的には昨年と遜色がありませんし、3月・6月・9月・12月には発売ラッシュがあり、財布の中身が追いつかない泣き笑い状態でした。
AV全般ではふんどし物の老舗・SOD系の作品が3本と以前より減りましたが、その分どれも質が高く、締め方もきっちりしていてさすがでした。この他にも長江隆美監督の「パンティフェチ 女たちの卑猥な恥部2」、菊池28号監督の「グイこみ満熟 友田真希」、乙音奈々の「野外SEX変態の快感!」や、友崎亜希の「義母のM汁」など傑作が多く、楽しめました。セクシーな韓流ふんどしがたっぷりと味わえる日韓合作の2枚組大作「官能女官 ヂャングムの花園」も興味深い内容です。
くノ一物では大傑作「伊賀VS甲賀 くノ一戦勇記」(笠倉出版)が生まれました。時代劇ならではの奇抜なプロットとハードな展開に加えてふんどし描写も充実、主演の椎名りく嬢の熱演もあって素晴らしいの一言に尽きます。続編も意欲作でしたし、来春発売(多分)の新作も控えております。CD-Rやポスターの無料配布のあるイベントも頻繁に行われており、笠倉くノ一からは今後とも目が離せませんよ。
一方、TMCのふんどしくノ一も好調で従来の「真田くノ一忍法伝 かすみ」シリーズが遂に4作目を数え、5作目も来春発売。他にコメディ調の「くノ一妖艶伝 楓」シリーズも始まりました。単発でしたが「妖艶くノ一伝 紫雨篇」(GPミュージアム)や「くノ一三姉妹 被虐の抜け忍」(TMA)といった佳作もあり、くノ一物は今、ちょっとしたブームを迎えていると言えるでしょう。 筆者が口を酸っぱくして言い続けた「くノ一の下着はふんどし」という常識がようやく一般化してきたのですね。うれしい!
そしてグラドル関係のイメージDVDも大充実! 筆者が昨年予想した通り、遂にジュニアアイドルがふんどしを締めてくれたのがうれしかった。特に神崎美優の白六尺に感涙。
他には快進撃を続ける「藤軍団」の「Tバック学園の大暴走!」シリーズがとんでもない出来(エロさ)で、イメビは遂にここまできてしまったのか…と、唖然としました。特にVol.2の豆絞りふんどし姿のストレッチ~ローション相撲が素晴らしかった。筆者は未見ですが、さらに今月にはスパークビジョンの「ふん中生」シリーズも開始、という凄い展開になっております。
女相撲物はClub-Qの「GIRLS FIGHT」シリーズが3ヶ月に2本という驚異的ハイペースで出続け、こちらも充実した1年でした。FBIの新規参入もあり、まだまだ盛り上がりそうです。試行錯誤してさらなる研鑽を望みたいところ。
再発では「色情海女 ふんどし祭り」(1981)に「花のおんな相撲」(1996)という2大名作のDVD化があり、海外でもロシア製女相撲DVDや舳倉島の海女さんの記録フィルムが挿入された伝説のセミドキュメンタリー?「Violated Paradise」(1963)のDVD化など、こちらもかなりの盛り上がりを見せました。
写真集
ここ数年壊滅状態だった写真集では、ひさびさに神埼美優の「Osiris」(心交社)というヒット作が出ました! 写真集でこれだけ正統派の白六尺はひさしぶりじゃないでしょうか? 素晴らしい! 版元の関係もありますので、マニアのみなさん入手はお早めに。他には浜田翔子がSabra増刊の「One On One」(サブラDVDムック)で草ふんどし姿を公開したようです。
他に新創刊のDVD付ムック「ヒロイン陵辱クラブ」VOL.1(マイウェイ出版)では笠倉くノ一AVが紹介されるという話もありました。今後、最近盛り上がっているバトルヒロイン物とふんどしが合流して新たなふんどしアクションの地平が開けてくれると筆者的には最高にうれしいのですが…。
ふんどしのアイデンティティーとして本式の締め方には大いにこだわるべきだと思いますが、それ以外の部分では純血主義にこだわらず女相撲なりくノ一物なり他ジャンルとのクロスオーバーを積極的に行っていくべきだと筆者は考えます。
雑誌関係
今年前半はDVDラッシュの煽りで大熊紋季・吉田由莉・三枝実央のタイアップグラビアが紙面を賑わし(掲載誌調査中)、「Sabra」では花井美里・類家明日香のまわし姿を収録した付録DVD(5/10号)、浜田翔子の草ふんどし(7/13号)もありました。
秋口には「FRIDAY DYNAMITE」(10/16増刊号)であいだゆあのお祭りふんどしグラビアの再録があり、年の瀬も押し迫ってから「EX大衆」(双葉社)の企画グラビア「わっしょい!ふんどしっ娘」の赤ふんや「金のEX」(大洋図書)で武田久美子・宮沢りえ・久留須ゆみ・藤原ななこの再録グラビアがあるなど、けっこう盛況でした。
他には「週刊実話」12/27号に掲載されたストリッパー・詩田笑子のグラビアで、ステージ用の白ふんを発見したのも新鮮な驚きでした。ちゃんと後ろに縦褌のねじりがあるんですが、横褌をマジックテープで止める形式になっているのです!
テープといえば、今の雑誌はテープで止められて中身が確認しにくいので、発見が難しくて困ります。調査するこちらとしてはいい迷惑です! 出版社の方はせめて表紙に「ふんどし」と大きく書いておいて欲しいです。そしたらこちらが責任持って宣伝しますからw
コミック・アニメ・フィギュアetc.
こちらも好調。なんといっても今年一番のニュースは、「コミックアフタヌーン」(講談社)の別冊付録で「ふんどしコミックの元祖」永井豪先生の描き下ろし新作「赤褌鈴乃介」が発表されたことでしょう。
他のメジャーどころでも「史上最強の弟子ケンイチ」(松江名俊)、「おしとね天膳」(山口譲司)、「無敵看板娘」(佐渡川準)、「ペンギン娘」(高橋てつや)と好調。青年コミック・美少女コミック・美少女ノベルズでもコンスタントに新作がありました。
またネット上で見かけるふんどしイラストも大量にあり、絵師達の間でふんどしは萌えアイテムとして完全に定着しきった観があります。アニメ方面ではふんどしアニメの古典的名作「ハレンチ紅門マン遊記」の再発が画期的でした。youtubeにアップされる同人アニメ(?)では一瞬山笠ルックのお尻が映る「まこにゃんダンス完全版」 が凄かった…。
ガレージキットやフィギュアでも相変わらずふんどしキャラは出続けております。ふんどし濡れ透けM字開脚の「着物の女の子 五十鈴 紬」(ソリッドシアター)や、解けかけのさらしとひらひらする前垂れがエロい「旋風!みだれふんどし 杉本杏奈」(コブラ会)などが強烈でした。こちらは正直、もうフォローしきれなくなってお手上げ状態ですがな…。
書籍
あまり見かけませんでした。残念ながらこの方面は不作でした。
下着関係
この方面もあまり気がつきませんでした。昨年話題を呼んだパンドルショーツ以外で目についたのは、和粋屋貴兵衛の女性用ふんどし「くノ一もっこ」が出たことくらいでしょうか。こういう素敵な下着が女性のふんどしファンを地道に増やしてくれるといいですね~。
総評
今年も目一杯楽しませていただきました。しかし好調だったDVD方面もh.m.pや心交社の逮捕事件などで沈静化する可能性があり、不安が残ります。映画・書籍関係は不作ですし、このブームも今後ゆるゆると下降線をたどっていくのかもしれません。
思えば04年の「花蛇」ショックで幕を開けたふんどしブームから既に4年。よくもまぁ続いたものです。ここまで盛り上がってくれたので個人的には悔いはありませんし、どうせ何があってもこの信仰を捨てられるわけもなく、当ブログも地道に活動を続けていくでしょう。
ネット時代でユーザー側からの情報発信が容易になったのですから、ふんどしファンの皆様はメーカーにどんどん建設的提案をしていけばいいのです。マニアの採点というのはどうしても厳しくなりがちですが、何より「あきらめず対案を示す」という姿勢が重要だと思われます。ニーズさえあれば状況は動きますから。
最後に
今年も長々と書いてまいりましたが、来年も素晴らしきふんどしイヤーとなることを願いつつ、筆を置きたいと思います。それでは皆様よいお年を。