自然な、あまりに自然な…
- 2006/01/22
- 16:11
「真田くノ一忍法伝 かすみ」を作ったJUNK FILMの作品なのでチェックしたら、なんとこれもふんどしくノ一物でした! そんなわけで緊急レビューを掲載します。ちなみにパッケージはこんなかんじです。
内容は「かすみ」以上にシリアスなアクションエロスで、服部半蔵に拾われ、過酷な運命に翻弄されるくノ一姉妹を描いています。主演は三上翔子(アオイ役)と進藤玲菜(楓役)。三上翔子はこの他に「三姉妹監禁 くノ一淫魔伝説」「どすこい」にも出演していますから、まさに「ふんどしリピーターの法則」と言えるでしょう。彼女達姉妹が身につけているのは白の六尺褌。
しかしその描写はあまりにもさりげなく控え目で、気を抜いて見ているとつい見逃してしまいそうです。一部のふんチラやからみのシーンを除いて彼女達のふんどしが自己主張をすることはありません。
シナリオにもかわさきひろゆき監督の演出にも、ふんどしによってエロなシチュエーションを引き立てよう、という指向はまったく感じられません。その扱い方は一般作でのごく普通のパンチラと同じレベル。一瞬映るのを探してかろうじて抜き出したのが上下のカットです。彼女達のふんどしは、まさに当たり前のように存在する「空気のような存在」であると言えるでしょう。
シリアスなくノ一エロが見たいという方にはオススメできますが、ふんどしファン的に言わせていただくと評価は大変微妙です。JUNK FILMというレーベルが要注目であることに変わりはありませんが…。
当美術館が常々主張し続けている「くノ一の下着はふんどし」という常識が世間の常識として完全に定着した理想社会になればこのくらいのレベルの作品は掃いて捨てるほど量産されるのでしょうが、現時点ではまだまだ、いえ、まだまだまだまだ貴重です。その意味において、これは生まれてくるのが早すぎた「未来の作品」と言えそうです。