がっくり…。
- 2008/01/31
- 09:54
くノ一妖艶伝 楓 傀儡魔羅(くぐつまら)の秘密/紅月ルナ 08年01月24日発売
本日は大変残念なお知らせです…。笠倉出版と共にふんどしくノ一アクションの地平を切り拓いてきたTMC(JUNK FILM)の新作「くノ一妖艶伝 楓」にふんどしがまったく!登場しませんでした。新人監督に交代してコスチュームが変わった時点でなんとなく嫌~な予感はしていたのですが…。
紅月ルナ嬢の下半身アップのシーンで確認するかぎり、どうみても普通の黒パンツです! それもからみになるといつのまにか脱いでいる、というVシネお決まりのパターンです。
紅月嬢が身につけているセパレートタイプのくノ一衣装は、下が巻きスカートになるので動くとずれて、すぐに上からふんどしの横褌が出てしまったりして見栄えが悪いので、オミットされてしまったのかもしれません? たしかにふんどしなど締めないほうが手間もかかりませんし。
お話としては前作のような弛緩した雰囲気ではなく、冒頭からはしょりすぎなくらいスピーディに展開して、特殊効果もいろいろ使ってエネルギッシュな雰囲気が出ていて悪くないんですけどね…。がっくり。主演の紅月ルナ嬢がなまじ上手いだけに、なんとも残念な気持ちで一杯です。こうなってみると3月発売の「かすみ」5作目にも暗雲が立ち込めてきたような気がします。
名匠・かわさき監督が「かすみ」「楓」両シリーズの監督を降りてしまったので、このままふんどしアクションの灯は消えてしまうのでしょうか? そうならないことを祈るばかりでございます。筆者に共感してくださる方は是非TMCへのご意見メールをお願いします。
新吾十番勝負 第一部~第三部/国広富之、岡田菜々、かたせ梨乃・他
そんなわけで予想外のハズレを掴んでしまったダメージを癒すべく、ネットを徘徊して素敵なDVDの情報を探してきました。最近安価で出回っている作品で、1981~82年にかけてフジTV時代劇スペシャルで放送されたもの(多分)。川口松太郎原作のあの有名な作品の何度目かのドラマ化です。
とにかくなんといっても将軍吉宗のご落胤である主人公・葵新吾(国広富之)を助ける義賊・弁天小僧菊之助(かたせ梨乃)が最高なのです! かたせ嬢が「大江戸捜査網」の流れ星おりんそのままに、粋で気風と威勢が良いキャラクターを演じております。しかも露出度はおりんを上回る!
そのスタイルは豊満な胸にさらしを巻いた着流し姿の遊び人ルック+刺青。かたせ嬢は本家弁天小僧のような「さがり」(時代劇用見せふん)ではなく、ミニのホットパンツ?らしきものを着用しています。しかもそのホットパンツ?は短パンのような半端な大きさではなく、太ももの付け根ギリギリのラインに沿った露出度の高いもの。そんなエロ下着をはいてばんばん開脚アクションしてくれるので、乱れた着物の奥から股間の白い布が丸見え! た、たまらん~。
さすがにお尻からのカットはありませんでしたが、これだけ露出度が高いパンツなので、チラチラと見える範囲では白六尺だといっても違和感がありません。当然筆者はこれが白六尺であると自己暗示をかけてハァハァしておりました。
なんといっても一番のオススメは第二部。悪い大阪城代(小林昭二!)相手にジャンプや片膝座りで白パンを見せまくり、最後は鉄砲隊に撃たれて死んでしまうのですが、その時も開脚ポーズでばっちりよ~く見せてくれるのです。アクションパンチラかくあるべし!
第三部では菊之助そっくりの花魁の妹(かたせ嬢の二役)が登場し、二代目菊之助を襲名。花魁姿と男装で二倍楽しめて、初代の絶命シーンまで回想で出てきてお得です。ちなみに第一部でも立ち回りシーンでそれなりに見せてくれますのでご安心ください。
3枚まとめて買っても1500円!という目にも財布にも優しいナイスDVDでした。
※ 追 記 ※
今回の「楓」2作目で演技力とクールビューティーぶりを見せてくれた紅月ルナ嬢は3月発売のアタッカーズの新作「大江戸女処刑人」にも出演しており、そちらも面白そうです。これがシンクロ二シティーかどうかは知りませんが、笠倉の新作と同じく「必殺」シリーズ的雰囲気の作品みたいですね。
まぁ、ふんどし嫌いのアタッカーズですからそっち方面に正直期待できませんが、企画の発想からいって「くノ一拷問凌辱」よりは面白いんじゃないかと作品的には期待を寄せております。各メーカーさんには時代劇エロスの可能性をもっと追求して欲しい!