原住民系ふんどし2
- 2009/02/04
- 12:01
ジョン・ブアマン監督の名作「エメラルド・フォスレスト」が日本で遂にDVD化されたので、今回はひさびさに原住民系ふんどしを取り上げてみます。
エメラルド・フォレスト(1984・米) 監督:ジョン・ブアマン
巨匠、ジョン・ブアマンの1984年度作品。実話を元にアマゾンの熱帯雨林に暮らすインディオの視点からダム建設による環境破壊を描き、鋭い文明批判と問題意識を問いかける問題作。ズバリ、筆者が大好きな映画です。かつて出ていたビデオ版に較べて今回のDVDは字幕がお粗末なのが残念ですが、内容は素晴らしい。
本作の魅力はテーマの崇高さや問題意識の高さだけではありません。部族の女性達が身につけるのは最高に刺激的な原住民ふんどし。なんとギリギリ股間が隠れるほどの小さな前垂れがついた腰ヒモ1本! 一般的なふんどしとは違いますが、民俗学的見地からも非常に重要な「プレふんどし」だと言えるでしょう。そんなセクシーきわまりないふんどし姿で動き回るヒロイン・カチリ(ディラ・パエス)のエキゾチックな美貌に目が釘付けです。もう少しカメラが股間に寄ってくれたら完璧だったのに!
アポカリプト(2006・米) 監督:メル・ギブソン
「マッドマックス」「リーサル・ウェポン」で有名な俳優メル・ギブソンが自らメガホンをとった監督4作目。17世紀のユカタン半島を舞台に、神に捧げる生贄としてマヤ帝国に捕らわれた狩猟民族の青年ジャガー・パウの決死の脱出劇を描きます。あまりにもリアルな生贄シーンなど残酷描写がハンパじゃないので心臓の弱い方にはお勧めしませんが、かなりの傑作です。ギブソンはこういった「極限の恐怖や肉体的苦痛に打ち克ち、強い意志を貫くヒーロー」が好きみたいですね。
期待した原住民ふんどしは腰布を巻いただけのもので残念無念。男性はちゃんと六尺褌みたいなのを締めてるんですけどねぇ・・・。
アマゾネス・プリズン(1991・イタリア/スペイン) 監督:レアンドロ・ルケッティ
南米の某国を舞台にした収容所物です。最大の見所はふんどし一丁のヒロイン(ピラー・オリーヴ)が磔にされてレズの看守にいたぶられるシーン! アップで見ると実にいい食い込み具合で素敵なふんどしです。
他のお色気シーンも充実しておりなかなかオススメ作品なのですが…、いかんせん廃盤になってひさしく妙なプレミアがついちゃってるのが残念! 是非どこかのメーカーさんに安く再発してもらい市場価格を適正にしてもらいたいものです。
青い珊瑚礁(1980・米) 監督:ランダル・クレイザー
ブルック・シールズの出世作であり、80年代を代表するエロ青春映画。パッケージやメニュー画面の画像を見て「あれ、ブルック・シールズってふんどし締めてたっけ?」と思い確認のため購入してみましたが、案の定ふんどしはパッケージのみです! 本編に出てくるのは腰巻だけ。男の方はふんどし締めてるんですけどね…。
パラダイス(1982・カナダ) 監督:スチュアート・ジラード
「青い珊瑚礁」と同じような話で要するに二番煎じなんですが、フィービー・ケイツのセクシーな魅力でそこそこ楽しめます。個人的にはフィービー・ケイツの方が好きなので評価は甘めですが、残念ながらこちらもふんどしとは言いがたいターザン風?腰巻。どうせ「青い…」を真似るならふんどしも真似てほしかった! ブルックの腰巻より若干露出度が高いのがせめてもの救い、でしょうか。